少し古い不動産の書面を見ていたら面積が尺貫法で記載されていました。
土地面積で農池では今でも尺貫法を使うことが一般的です。
1町(1町歩)=10反
1反=10畝(せ)
1畝=30坪
ここまでは良く使われますのでご存知かと思います。
それより小さい面積はどうでしょうか。
1坪=10合
1合=10勺(しゃく)
1勺=10才
です。(ちなみに1才=10弗らしいです)
尺(しゃく)は長さの単位ですが、合(ごう)や勺(しゃく)は容積の単位として紹介しているサイトも多く見られます。
お酒の1合トックリとかがその例です。
しかし、合(ごう)や勺(しゃく)は土地建物の面積を現すことも一般的でした。
WEBを検索すると、例えば、
森田六三郎の花屋敷の地所が明治3年当時に534坪9合1勺3才。
明治42年当時、三井慈善病院の総坪数2716坪4勺3才、
同第三病室94坪5合6勺4才、
同研究室並標本室232坪9合2勺4才。
芥川龍之介が生まれた築地外国人居留地の隣の新栄町七丁目56番の面積466坪6合4勺。
日本遺族会に対する貸付建物の建坪968坪8合6勺5才。
などと出てきます。
わずか半世紀ほど前までこんな尺貫法での書面を作成していたこともあったなんて少し驚かされます。
畳には縦横比が2:1になっている長方形の一畳サイズが多く、その大きさは3尺×6尺(910mm×1820mm)のものが基本です。
1958年12月31日の新聞には、「尺貫法廃止」の記事が出ており、1966年には取引や証明に尺貫法を使うと5万円以下の罰金が科せられるようになったそうですので、それ以降の不動産の書面には町や反という文字は使用されなくなったのでしょう。
しかし、今でも和室の広さをメートルや平方メートルで呼ぶ人はいませんよね。また広告で○○坪というのを見かける時もあります。
和室はみんな6畳とか8畳とか言いますよね。1坪の半分が1畳ですから、今でも不動産屋さんのチラシには一部尺貫法が残っていると言えなくもありません。
上の間取図では洋室でさえ畳数で記載してあります。
メートル法による罰金はかかりませんが。
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