北院門は南北に約500m,幅は約15mほどの回族の商店街です。
そこは西安鼓楼の北側に位置する通りで、回族のコミュニティーがあります。
下の写真は西華門大街から北院門(回族街)に入る入口です。
回族商店街の周りには192haの居住区に約3万人の回族の人々が暮らしています。
中国全土では約2000万人以上のイスラム教徒がいるそうです。
そういえば街の中でシートを敷いてお祈りをしているイスラム教の信者を見かけました。
この通りは英語ではMuslim Food Streetと呼ばれることもあり、肉屋、食堂、屋台、ごま油工場、土産店、お茶屋などが見られ、何世紀にもわたってエスニックな味と珍味の多様性を持った最高のイスラム食品が集まってきている通りです。
食堂で売っているものは、牛肉や羊肉のスープ、スライス、ひき肉風味の麺、揚げた饅頭などなどです。
上の写真は北院門144号民居が文化財に指定されていることを示す石碑です。
下の写真は立派な造りの飲食店です。
長安(西安)は大昔からシルクロードによりイスラム世界と通じていましたので、シーアンに回族が多いのは当たり前といえば当たり前です。
下の写真は土産店です。
中国国内の回族は漢民族との結婚などにより今では見た目はほとんど漢民族と区別はつきませんが、イスラム教の信仰と習慣の違いによって1つの民族として扱われているようです。
下の写真は麺屋さんです。
ところで、日本建築学会の2008年の論文集の中に「西安旧城・回族居住地区の社区構成と街路体系に関する考察」という滋賀県立大学の方々の論文があるので、興味がある方はネットでご覧になれます。
http://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/73/628/1213/_pdf
シーアンの回族の住んでいる範囲やその詳細な分析が書いてあり、実際に回族の商売の様子を見てきた者にとってはとても面白いです。
西安人民政府(シーアン市庁舎)もこの回族居住区の中に入っています。
写真はこの通りで見つけた乗り物ですが、2席あるので観光客をのせるのでしょうか。
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