前回(8)の続きです。
私たちは、外国人の団体としては初めてこの台湾大学のマンションを視察することができました。
マンション学会の委員の方々の事前の交渉により、ほとんど立ち入ることのできない特別な賃貸マンションを視察する機会を得て、大変貴重な体験をしました。
民間の会社が国立大学の敷地にマンションを建てる事が出来るのは、BOTというシステムによります。
BOTは、Build Operating Transfer の略で、民間が建てて運営して期限が来たら移転するというものです。
太子建設は、まず造成工事をし賃貸マンションを建てます。
土地は台湾大学のものですから、大学から借りることになります。借地です。
マンションの竣工時に権利金という名の保証金を大学側に差し入れます。
太子建設は、建設期間を含めて35年間の借地契約が満了したら土地を大学に返還し、建物所有権は大学に移転します。
上の写真は、マンションの説明をする太子建設の担当者李さんです。
マンションの賃料は、太子建設側が自由に変更できます。
マンションの管理にかかる人員は全部で社員58人+バイトです。
太子建設の管理状況は、20ランクの評価で評価されており、80%以上を得たら35年後には管理契約を延長します。
管理状態は非常に良好なので、建物を将来、大学に無償譲渡しても、減価償却が済んでいれば固定資産譲渡損失もなく、太子建設としてはオペレーティングの業務は継続できることになります。
上の写真は賃貸マンションの中にある警備室で、部外者は立ち入ることができません。
マンションの全ての出入口(数十か所)と共用部分をモニターしています。
マンションの賃料等の説明は次回になります。
(続く)
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