先日、ある会合で某E において、米国では実際の利回りがgeneralとして重要であるとの指摘を受けたので、備忘の意味もあり、記事にしておくこととした。
利回りのタイプは、日本と同様に、工業(Industrial)、商業(Retail)、事務所(Office)、アパート(Apartment)等に分けられ、商業は地域商店街(Regional Centers)と大規模施設(Power Center)等に、事務所はCBD(Central Business District)と郊外型(Suburban)に分けられ、投資家はこれらの範囲や平均の調査結果をクライテリアとしている。
アメリカの不動産業界で広く利用されているベンチマークにKorpacz Indicatorがある。
これはプライスウォーターハウスクーパースによる。
Korpacz Real Estate Investor Surveyは、収益還元、割引率、キャッシュフロー想定、投資家の実際の基準のための権威あるソースとして認知されている。
4半期ごとに発行される調査には次のものを含んでいる。
・ナショナルハイライト
・コマーシャルマーケットレポート
・ナショナルリテール、オフィス、倉庫、R&D、アパート、メディカルオフィス、ネットリースオーバービュー
・ナショナルロッジング、開発土地市場
・経済ニュース
・投資と市場の特徴
・不動産資本市場コラム
・インスティテューショナルレートとノンインスティテューショナルレート
・配当と期待利回り事例
・キャッシュフロー想定と評価の問題
・国内小規模倉庫、ゴルフ場その他の特別レポート
例として、Regional Mall のこの1年の率(Average)は次の通りである。
(現時点では2Q 2010まで発表されているが)
1. Internal Rate of Return
2Q 2009 10.09
3Q 2009 10.43
4Q 2009 10.63
1Q 2010 10.70
2. Overall Cap Rate
2Q 2009 7.79
3Q 2009 7.98
4Q 2009 8.06
1Q 2010 8.34
3. Residual Cap Rate
2Q 2009 8.63
3Q 2009 8.64
4Q 2009 8.84
1Q 2010 8.91
いずれもベーシスポインットはアップしている。
この調査は3,6,9,12月の15日に4半期ごとに配布されており、それは購読者にPDFで供給されるだけである。
年間購読料金は、465ドルで、不動産新トレンドの無料コピーを含んでおり、購読はウェブサイトまたは電話で申し込める。
その調査データは計算して求めているのではなく、インスティテューショナルグレードの不動産に投資をしている主要なエクイティー投資家から横断的に供給されている。
日本における投資家調査と似ている。
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